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お墓の継承に必要な手続きがあります

我が家には先祖代々のお墓があります。
昨年三月に父が亡くなったため、父の財産分与とは別にお墓の継承手続きも必要になりました。
墓地や墓石は祭祀財産と呼ばれており、これらの財産を引き継ぐことを継承と呼ぶのです。
一般の相続財産とは全く異なるものなので、法律上は誰に権利があるなどといった決まりはありませんが、一般的には長男など次の家長となる人が継承する場合が多く、我が家も長男である夫が継承者です。
もし、長男以外の誰かに継承してほしいと故人が思っていた場合は、生前に口頭でもよいので親族などにきちんと伝えておかなければなりません。
故人が指定していれば家族以外の赤の他人でも継承出来ることになっています。
ただし、お墓のある霊園や寺院などによっては、継承者は血縁者以外は認めないといった決まりのところもあるので、継承者を家族以外に指定したい場合は前もって可能かどうか調べておく必要があります。
霊園などが血縁者以外を継承者として認めていないにも関わらず血縁者以外に継承してほしい場合は他の霊園に改葬する方法しかありません。
また家族間であっても、継承者について意見が分かれることがあります。
話し合いでも解決しない場合は、家庭裁判所に調停を申し入れ、それでも解決しなければ審判を仰ぐことになります。
また、親子であっても宗教の自由がありますので、継承者にあたる子供が他宗教を信心している場合があります。
特に寺院にお墓がある場合は、檀家としての務めもありますので、他宗教の方が継承するのは難しい場合もあります。
単なる事務的な財産分与とは異なるので、特別な事情がある場合は前もって使用規定の確認が必要です。
継承のための手続きとしては、法的な手続きや届け出は一切必要ありません。
遺産相続は相続税がかかりますが、祭祀財産は一般的な遺産とはことなりますので、相続税も一切かかりません。
ただし、これからは使用者となるので、今後は故人に変わり、霊園の使用料を支払い、法要などを執り行う責任があります。
ですので、手続きとしては霊園の管理者http://www.rpbw.r.ui-pro.com/dare.htmlに名義変更の手続きをする必要があります。
霊園によっては名義変更の期限を設けているところがありますので、葬儀などで多忙な時ではありますが、忘れずに早めに手続きを行うことが必要です。
我が家の場合は、49日の法要を終えたあと納骨の手続きをする際に名義変更の手続きも一緒に行いました。
手続きに必要な書類は霊園によって若干違うようですが、我が家が手続きした霊園では旧名義人である父の死亡が確認できる書類、父と新名義人である夫の関係がわかる戸籍謄本などのほか永代使用許可証や実印と印鑑証明書などが必要でした。
また手続きには手数料やお布施などが必要になりますので、前もって費用の確認も必要です。
ほかに我が家の霊園では必要ありませんでしたが、場所によっては喪主確認が出来る葬儀の会葬礼状や葬儀費用の領収書の提示を求められるところもあるようです。
また、少子化が進み、誰も継承者がいないといった場合も多々あります。
そんな場合は霊園の規則によって年数は違いますが数年間利用料が支払われなくなった時点で無縁仏とみなされ使用権を取り消されます。
霊園管理者が遺骨を取り出してほかの無縁仏と一緒に祀られます。
その後、墓石なども撤去されるのです。

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